今回の記事は前回の試乗記の続編です。
前回(同日の午前中)はトヨタでプリウスとLOOMYを試乗しました。
プリウス試乗で「やっぱりプリウスPHV買うもん!」モードに戻った嫁さん。
昼食後に向かったのは日産ディーラーです。
そう、おじちゃんが気にしていたノートeパワーの試乗が目的です。
嫁さんには自分のアウトランダーPHEVを一度も運転させたことがありません。
高速道路ぐらいならいいですが、街中の運転ではその大きさに戸惑うので。
訳すと『ぶつけられそうで恐いから!』です(笑)
なので嫁さんは、EVフィーリングを運転席以外でしか味わったことがありません。
今回のノートeパワーで初めて自らハンドルを握り味わうことになるのです。
おじちゃんの想像では・・・
嫁「うわ~っ、これアウトランダー(PHEV)みたいな感じじゃな~い?これ(ノートe)でもいいかも!」
・・・みたいになるんじゃないかな?と!
私がノートeパワーに少々期待しすぎてる感は否めませんが、もし自分のイメージ通りの走行フィールだったら、プリウスPHVより購入候補に近いかもしれないのだ。
そう、あくまで自分の思い浮かべていたイメージなら。
じゃあ、おじちゃんのイメージって?
それは、
・リーフの走りそのままに、時々エンジンが気づかない程度に掛かるぐらい。
・ただし、遮音性に関してはリーフよりやや劣る程度になっている
・・・みたいな感じです。
その前に、リーフ・・・乗ったことないんですけどね?(笑)
ディーラーに着くと、イメージカラーのオレンジ色のノートeパワーが停まっていた。
(写真は撮り忘れた)
私「嫁さんと自分、それぞれが試乗したい。なので、試乗コースを2周走ってもいい?」
日産「どうぞ、どうぞ」でした^^
最初におじちゃんから試乗することに。
試乗車のグレードはe-POWER Xで、セットオプションでセンサーやアラウンドビューモニターが付いてるやつでした。
まずは、ノーマルモードでスタート。
そしたら、発進始めたばかりのところでエンジン始動!
充電できていない状態だっただけだろうけど、いささかガッカリ。
というのも、想像より1200ccのエンジン音は気になるレベルだったから。
アウトランダーPHEVも人の事は言えず、高速巡航以外では「(相対的に)うるさい」と思っている。
かといえば、街中でも気にならない時があって一概に「うるさい」とは決めつけれない感じ。
日産とかトヨタが作るなら、エンジン音がもっと静かなんじゃないか?と勝手に期待していたわけです。
三菱アウトランダーPHEVは普段が無音に近いからね。
アウトランダーPHEVはドアをズドムと閉めてから「静寂」という言葉がふさわしいほど静か。
対するノートeパワーは、エンジン音を注視するよりも気になるのが、周囲のノイズ。
ドアを閉めた瞬間も、外の音から隔離されるほど遮音性は持たせていない。
普通にコンパクトカーの走行ノイズに近い感じで、特別感というまでのフィーリングはない。
それで、エンジン掛かってるのか?と思いエネルギーフローモニターを見たらエンジンは止まっていて、遮音性自体がレベル低いのね?と気付いた次第です。
車評論家の方が静かと言ってたので期待してたが、かなりガッカリ。
モーターならではの力強さとかも「少しそうかな??」と思ったぐらいで、う~ん。。。
フル加速を試す。
んっ?この程度か?が正直な感想。
こうなったらSモードの回生の強さを確かめよう。
・・・・・・うぉっ?
うわっ!なんじゃこりゃ!
すごい、すごすぎる! ^^
以前、想像ではPHEVの回生シフトでいうところのB4かB5ぐらいか?と思ってたが「それどころではなかった!」
おじちゃん、なめてました。
B5より上!!!!!
だって、本当に止まっちゃうんです。
「マジで、止まるわ~!!」を連発しちゃいました。
アクセルペダルから足を浮かした瞬間から立ち上がる強力な制動力はB4というよりB5レベル。
アウトランダーPHEVの場合、B5で10km程度まで速度がググンと落ちた後は10kmぐらいの速度で転がるが、ノートeパワーはB5の制動力のまま完全停止まで続く感じです。
しかも完全に止まってアクセルから足を離した状態のままなのに、停止維持が出来る。
一度ブレーキを踏み、ブレーキペダルから足を浮かすと、ちゃんとクリープ現象はある。
あえて難を言えば、B5並みに効くがB3やB4並みにフレキシブルに扱うには踏力のさじ加減がむずかしく練習が必要なことぐらいか。
思ったより効いちゃうんで、前車との車間距離が思ったより離れた状態で停車してしまう。
「微妙な距離残しやがって!」と周囲のドライバーは思うのでは?
まあ、慣れですよ慣れ。慣れたら便利そうだし、Sモードでは強くGがかかるとブレーキランプは点くらしい。
「0.07G以上の減速度の場合は自動的にブレーキランプが点灯する」とノートeパワーのすべてには書いてあった。
ほんとかな?ミラーで後続車を見ると普段通り走ってるような感じで、嫌がって(迷惑がって)車間距離を空けてる感じはなかった。
ちゃんとブレーキランプ点いてるんだろうなと感心した。
ちなみにミラーはレバーを手前に引いたり戻す操作で、CMでやってるみたいにカメラ映像(後部シートのヘッドレストが映らない)と通常のミラーに切り替わるが、走行中にカメラ映像をチラッと見たとき違和感があった。
後続車との車間距離が近いのか?と思った。
ところで、PHEVにはB1、B0モードがある。
B0は滑走しているかのように抵抗感がない。
MT車のニュートラルより転がる感覚で、その独特な転がり感は、摩擦抵抗が無いようなイメージ。
MT車はニュートラルで惰性で滑走していると、加速をチョイ足しするにはギアを入れないといけないが、PHEVはその状態からでもアクセル踏むだけで加速するのがすごいと思う。
ダラダラ続く長い下り坂は、アウトランダーのB3やB4のほうが使い勝手が良さそうだ。
【おじちゃんの感想】
・ノートeパワーはどうだったか?というと、総じて悪くないです。
レンジエクステンダーを発売してくれてありがとう!と言いたい。
・Sモード回生のインパクトがありすぎて、運転そのものの素性がよいかどうか気にしていなかったが、気にならなかったので、悪く感じることはなかったんだろうな。
ハンドリング・足回りがいいとか特筆することはなかったけど。
アウトランダーボケしているので、ノートの良さがわかりづらかったのかもしれない。
次に、嫁さんが試乗。
運転途中に感想を聞かれた嫁さん。
日産「どうですか?」
嫁「どっしりしてますね」
途中からSモードの回生も試し、ディーラー到着。
道路からディーラーに左折するため、微速で進入するような操作の場合、Sモードのままでは止まってしまい運転しづらいのでノーマルに戻した。
日産「どうでしたか?」
嫁「どっしりしてますね」
・・・てか、「同じ感想か~い!」
いや、深い意味があるのかもしれない。
思いのほか静かではなかったことを告げ、リーフもこんな感じ?試乗車ないですか?と聞くと「あります、試乗しますか?」ということに!
いや~、今日の試乗はなかなか充実してるなあ。
ハイブリッド、レンジエクステンダー、EVの乗り比べだからなあ。
これ、今だから出来る事かも?
そのうち、ハイブリッドあたりが姿を消すかも、とかね?
まずは乗車する(嫁さん運転席、おじちゃんは助手席)
う~ん。インテリアデザインはさすがに古さを否めないです。
テコ入れしないと!飽きられちゃうよ?
あっ、シフトレバーはノートeと共通デザインでした。
シフトレバーの真ん中にPボタンがあります。
さて、試乗開始です。嫁さんだけ運転。私はやめときました。
ノートの試乗も含めて4周もしたら何か悪いので、3周にしておこうかと。
さすがにリーフは遮音性も加速もよく、ノートeとは別物でした。
このとき思ったのは「アウトランダーPHEVのほうが静音だし、質感も格段に上、高級感がまるで違うじゃん」でした。
リーフに勝った!なんかうれしい。
リーフの値段のほとんどは大きいバッテリーか?
その分、質感とかのコストは掛けてないようだ。
ノートeパワー・モードプレミアのベージュ内装も確認できた。
赤いボディに似合うと嫁さんも気に入ってた模様です。
二人とも、オレンジは嫌だなーという感想です。
帰宅してから、myランダーPHEVに乗り比べてみる。
さっきの感触は本当なのか?と。
やっぱり、断然、今日乗った4台のどれよりもアウトランダーPHEVのほうが格段にいい!
いや~よかった、よかった。
しっかし・・・
嫁さん、PHV(きっと)高いけど買う気なのかな?
ノートe-POWERはどうですかぁああ??