三菱の燃費不正車種が判明|PHEVの測定法が明らかに

明らかになってきた三菱の燃費偽装

アウトランダーPHEVも含め、どの車種がどういう不正だったのか明確になってきたみたい。

まず、唯一、偽装も不正もしていない車が、ミラージュでした。

なぜミラージュだけ不正していないのか?タイで生産しているからなのか?

それと、「燃費偽装」の車種と「燃費データの不正」の車種で分かれることが分かりました。

・・・なんじゃそりゃ?

不正と偽装の違いは?

燃費偽装した4車種
eKワゴン(日産:デイズ)
eKスペース(日産:デイズルークス)
これらは法令に沿わない高速惰行法も机上計算もして実燃費よりさらに5~15%良い値になるようにしていた。

燃費不正していた車種(ピンク色は不正)
不正内容は下記表のように車種によって違う。
f:id:phev_sp:20160519221237p:plain

デリカD:2はスズキ ソリオのOEM車なのでセーフかと思いきや、スズキも不正をしていたので、こちらも燃費不正車種でしたね・・・。

鈴木会長は燃費操作を意図してやったわけではないが、テストコースを改善すると会見で伝えていました。

アウトランダーPHEV、デリカ:D5、RVR、パジェロについては重量補正、タイヤの改良補正など過去の試験結果をもとに机上の計算をしたとのこと。

ちなみに、20.2km/Lの3%ダウンは約19.6km/L

リッター20kmを割っちゃうからインパクトが違うんですね。

結局、不正の原因は何だったのか?

簡単に言うと・・・

低燃費の目標達成がむずかしいから、業務そのものを子会社に丸投げ!

丸投げされた子会社は、タイでの走行抵抗試験ならイケルかもと画策していたら、丸投げした三菱実験部管理職さんが「国が定めた惰行法でよい数値を」とムチャ振り。

子会社は知らんぷりして(ホント?)高速惰行法で測定するも、思った燃費が出ない。

バラツキの大きい測定法にも関わらず、その中の低い値を使ったりして。
さらに、机上計算して、より低い走行抵抗を作成してしまうのであった・・・。

という感じみたいだ。

でも、性能実験部管理職は丸投げしながらも、国の定めた惰行法を用いてと指示というところが、なんか嘘っぽくない?

子会社に責任も丸投げしようとしているようにも聞こえるが。

不正防止と補償の問題が今後の課題と言われています。
そのうちに三菱から連絡があるんだろうな。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク